FC AV UNITマニュアル

この基板は初代ファミコン前期型、後期型に取り付け可能なAV化基板です。
アナログ放送が終了してデジタル専用TVには接続する事が出来なくなった初代ファミコンを
AV出力化してビデオケーブル(黄、白、赤)での接続を可能にします。
更にはモノラル音声をステレオ化する機能も搭載しております。

作成方法

部品表に従い部品を集めます。
背の低い部品から順番に取り付けて行きます。
特に難しい所は在りませんが、7805の取り付ける方向に注意。
写真のように放熱器にネジ止めして手前90°に曲げます。
放熱器の固定用の足は使いません。放熱グリス、シート等使っても良いでしょう。
中央上部のスペースはフリースペースとなっております。
穴は万能基板と同じピッチになってますのでスイッチの部分に加工する場合にご利用下さい。
+5VとGNDは配線済となっております。
レギュレーター7805を使わない場合、ここから+5Vを供給する事が出来ると思います。
サポート外ですがミニDINコネクタは最大8ピンまで使う事が出来ます。(デフォルトで3ピンを使用)
配線してない端子はコネクタ下部に引き出して有りますので
利用なされる方はピンアサインを確認の上ご利用頂けると幸いです。

FC AV UNIT部品表


個数 備考 購入店
ミニDINジャック基板取付用 1 使うピン数に応じて選択 デフォルトは3ピン マルツオンライン
ミニDINプラグ 1 使うピン数に応じて選択。デフォルトは3ピン マルツオンライン
ステレオAVケーブル 1 加工して使うので黄色白赤のピンが使えるもの ハードオフ等
2.1mm標準DCジャック基板取付用 1
秋月電子
電解コンデンサ10uF 2 105℃ 16V以上 6.4Φ 秋月電子
電解コンデンサ47uF 3 105℃ 16V以上 6.4Φ 秋月電子
電解コンデンサ470uF 1 105℃ 16V以上 10Φ 秋月電子
電解コンデンサ1000uF 1 105℃ 16V以上 10Φ 若松通商等
積層セラミックコンデンサ0.01uF 1 630V 5mmピッチ 秋月電子
積層セラミックコンデンサ0.1uF 2 5mmピッチ 秋月電子




抵抗 75Ω 1 1/4w 秋月電子
抵抗 150Ω 1 1/4w 秋月電子
抵抗 820Ω 1 1/4w 秋月電子
抵抗 1KΩ 1 1/4w 秋月電子
抵抗 2.2KΩ 5 1/4w 秋月電子
抵抗 10KΩ 6 1/4w 秋月電子




3端子レギュレーター7805 1 1A 秋月電子
放熱器 16PB017 1
秋月電子
M3ネジ 1 4-15mm ホームセンター等
LM358 1
秋月電子




ピンヘッダ 必要数
秋月電子
ピンソケット、QIコネクタ等 必要数
秋月電子

AVケーブルの加工

PS用のAVケーブルが太さ、長さ、値段が手頃なので利用すると良いでしょう。
適当なAVケーブルの反対側をカットしてミニDIN3ピンプラグを取り付けます。
ピンアサインは写真を参照して下さい。
最初に一番外側のカバーをケーブルに通すのを忘れないように注意。
網線は金属部分にはんだ付け、黄は中央、赤、白は左右にはんだ付け。
金属カバー、中のカバーを組み合わせたら外側のカバーを押し込んでかぶせます。
写真のように中のカバーの先端の部分をカッター等で切り取ります。
一番外側のカバーは押し込み過ぎないように注意。
または全部押し込んで先端をカットしてもOKです。

外のカバーで固定して 先端をカット 全部押し込んで外カバーをカットしてもOK
ミニDIN3ピンコネクタのピンアサイン

取り付け方法

基本は同じですが前期型と後期型では取り付け方法が若干異なります。
基板のリビジョンが01-07が前期型、それ以外が後期型です。
まずはRFユニットを外します。後期型は外すのが少し難しいかも知れません。
前期型は電源スイッチの白いコードもRFユニットから外しておきます。
前期型はRFユニットから本体に延びてる接続ケーブルを再利用しても良いでしょう。

前期型 リビジョン01-07

V以外を平行に接続します。元から付いてるケーブルを使ってもOKです。
ケーブル再利用時はRFユニット側を外すのが良いと思います。
Vは写真の位置から配線します。
電源スイッチの白いコードをFC AV UNITのSWに接続します。

05 06 07

手元に有るリビジョンの写真を掲載してますが、これ以前のリビジョンも似たような位置になるかと思います。
以下、V信号の探し方です。

Vはトランジスタ2SA937のエミッタ(E)に接続。
PPUの21ピンとベース(B)が接続してるので、これを参考にEの位置を確認。
コレクタ(C)は真ん中でGNDに接続されてます。
後期型はトランジスタが逆向きに付いてるので注意。

後期型

A、V、G、+5Vを指定の位置に配線します。
+5VとGは少し太めの線を使った方が良いでしょう。
FC AV UNITのSWをジャンパします。ジャンパの代わりに1.5A程度のヒューズをここに入れても良いでしょう。

音声がモノラルで良い場合は、これで終了です。
FC AV UNITをねじ止めして本体を組み立てて下さい。
配線類を挟んだりしないように注意します。
02H
縦縞対策をする場合は抵抗外すORパターンカットは不要です。

ステレオ化

R4(20KΩ)R5(12KΩ)の抵抗を外します。
CPUの1番ピン(AUX A)、2番ピン(AUX B)をFC AV UNITのAUX INに接続します。
外した抵抗の独立してる方(右図参照)に接続してもOKです。

06、07、02Hの写真を掲載しますが、これ以外の機種でも基本は上記の通りとなっております。
06 07 02H(後期型)

縦縞対策

基本どのリビジョンでも同じです。
PPUの40ピン(+5V)とGNDの間に1.5μF位の積層セラミックコンデンサを入れます。
GNDの場所はリビジョンによって場所が違うので出来るだけ近い所に接続して下さい。
コンデンサを入れただけでもそれなりに薄くなりますが、もっと消したい場合は

2SA937を一度外す。
PPUの21ピンをカットして横に伸ばす。
伸ばしたピンに2SA937のベース(B)を直結。
コレクタ(C)を延長して元の場所に接続。最寄りのGNDでも可。
エミッタ(E)をVに接続。

配線、トランジスタがイジェクトレバーの構造にぶつからないように注意。
PPU21ピンをカットする時、カッターの刃を新品に交換して基板を傷つけないように注意して
内側から外側に向かってテコの原理でカットします。

これでほぼ縦縞は無くなります。
2SA937は、はんだ付けするとかなり熱くなるので注意。
空中配線でも良いですがクッションを入れたりホットボンドで固めても良いでしょう。

07の例ではR12の足を支点にすると簡単にカット出来ます。
その他のリビジョンでも近くの部品の足を支点に上手くカットします。
横に伸ばした21ピンとベース(B)を直結 コレクタ(C)を延長 エミッタ(E)をVに接続。ピンを折らないように注意。